こんにちは、ペコリーノ(@pecccolino)です。
双子をつれて中々外出できなかった私。絵本選びはネットの検索頼みでした。
しかしここで問題が一つ。
オススメされる本が多すぎる!!
え、これ全部買うの?ランキング20選とかって、本当に選別した?
と、個人的には突っ込み所満載。
優柔不断な私は結局、0歳児時点で数十冊もの絵本を購入してしまいました。
月齢を重ねるにつれて子供達の興味も変わるし、無駄な絵本なんて一つも無いんでしょうが、それでもちょっと多すぎました。
そこで、0ヶ月~3ヶ月の赤ちゃん(我が家の)ウケが良く、かつ、読んでいる大人側も楽しい気持ちになる本を3冊厳選してみました!
「じゃあじゃあびりびり」作:まついのりこ
人呼んで「じゃあびり」。(←ほんとう!?)
物が発する「音」に焦点があてられ、シンプルな図柄と共に展開される、オチの無い絵本。
ネコの鳴き声、水の流れる音(←これが「じゃあじゃあ」の正体)、ふみきりの音、などなど。
この本の何が良いって、
寝転んで読んでも疲れないこと!!
これって寝返りの出来ない新生児期には本当大事かも。他の絵本では腕が疲れました…
▼じいさんによる読み聞かせ。小さい絵本なので、寝転んで読んでも疲れなかった。
あと、この本はオチが無いからこそ楽しめる読み方があって、
じいさんなんかは「次は何かな~♪」とランダムにページをめくりながらはしゃいでいた。
しかし注意点も。
初版が1983年(!)の本なので、いささか情報が古い。
▼電気自動車も目立ってきたこの世の中。自動車は静かに忍び寄ることも…
▼うちの掃除機はダイソンだからコードレス
「いない いない ばあ」作:松谷みよこ
これもまたメジャー所ですが…
この本はリズムがいいよね、リズムが。日本語のセレクトが秀逸で、抑揚や節をつけやすい。
読む人によって雰囲気が変わってくるのも乙な感じでした。
▼ぼやけた優しい挿絵
▼双子兄が抑えるの手伝ってくれた。ムッチリな手。
「たまごのあかちゃん」作:かんざわとしこ
こちらも名作。
色んなたまごが出てきて、そこから赤ちゃんが出てくる、の繰り返し。
赤ちゃんの絵本は繰り返しが基本だよね。
▼絵がお茶目
▼我が家の本はボロッボロである
なんでこんなにボロッボロなのかと言うと…
1987年発行のものだから!!
元々は私の兄に買い与えられた本で、30年余の時を超えて、我が家の双子の所へやってきたのでした。
普通に「たまごのあかちゃん」を検索すると、発行年は1993年と出てくるけれど、
これは恐らくハードブックとして復活した年の話で、
少なくとも1987年にはこの世に存在していたものと思われます。
と、ここまで紹介してみて気付いたのですが、
おススメの絵本、
「じゃあじゃあびりびり」が1983年発行、「いないいないばあ」が1967年発行(!!)、「たまごのあかちゃん」が少なくとも1987年以前の発行、
と、ものすごいご長寿。
このことは私に、『ノルウェーの森』の永沢さんの言葉を思い出させた。
「現代文学を信用しないというわけじゃない。ただ俺は時の洗礼を受けていないものを読んで貴重な時間を無駄にしたくないんだ。人生は短い」
『ノルウェーの森』(村上春樹 講談社)
特に考えずに選んだけれど、
3冊共、時の洗礼を受けていました。
もちろん他にもおすすめあるので(現在、時の洗礼を受けている途中の物も含む)、またの機会に紹介します!