こんにちは、ペコリーノです。
管理規約上、「楽器不可」とは書かれていないマンションに引越し、
念願のアコースティックピアノを設置した我が家ですが、引っ越したその翌日にマンションの階下の住人から苦情が来ました。
「子供の足音とピアノの音がうるさい」
行動早いな!!!
とむしろ驚くレベルですが、集合住宅暮らし、人様に迷惑をかける訳にはいきません。
苦情が来た後は、我が家では以下のような防音対策をして、子供にピアノを練習させております。
- 普段の練習はマフラーペダルを利用して消音
- ピアキャッチを設置
- しずかねDXを設置
- 防音カーテンを設置
- 階下住民へ菓子折りを持って挨拶
このような対策をとった後は、ピアノの音に対する苦情は寄せられておりません。
平日は、夜7時前後で1時間(双子それぞれで30分ずつ)、
休日は朝8時以降に1時間、夕方に1時間たっぷり練習していますが、
何も言われていません。
階下の方は、引っ越した翌日に苦情を言ってくるような性質の持ち主。
何も言ってこないということは、防音対策は満足に実施されているのだろうと思われます。
今回の記事では、ピアノの防音対策として使用しているしずかねDXについてご紹介していきたいと思います。
しずかねDXって、何?
アップライトピアノの響板、つまりピアノの後ろ側にピッタリとくっつけて使用する、防音パネルです。
世の中的には、ピアノ吸音パネルといった名前で呼ばれていることもある模様。
防音パネルって壁にくっつけるか、ピアノ本体にくっつけるか大きく2択あるようですが、
音源に働きかけた方が効果は大きいだとうと思われたことから、ピアノの背面に設置する防音パネルを購入しました。
色んなメーカーの防音パネルを見ましたが、
どれも似たようなお値段。
安くは、無い。
けっこうなお値段しますのに、届いた製品を見てビックリ。
厚紙製です笑
▼これで本当に防音できるのか?と不安になる
しずかねDXの特徴は以下のとおり。
- 取付けが簡単です…ピアノの裏面に立て掛けるだけです
- ピアノを傷つけません…ビスやネジを一切使いませんので、ピアノ本体を傷つけません
- 高い防音効果を発揮します…優れた吸音性能と高い遮音性を実現しました。防音工事に近い値を確保しました(最大約25dBの遮音を実現)
パネルは5層構造になっていまして、
吸音して、遮音する、といったメカニズムらしいです。
本体重量はかなりありまして、
パネル1枚で5.5キロ。
見た目厚紙でちゃっちい作りだな~と思いますが、中身はギッシリ詰まっている模様です。
製品寸法は、1,100×750×35(mm)となります。
我が家のピアノはコンパクトサイズなのですが、防音対策として設置したピアキャッチの分、高さが高くなっていましたので、
写真のように床側に付属のスポンジを取り付けて高さ調節をしました。
▼ピアキャッチの影響で高さがプラス3センチ程度になっている模様
>>>【ピアノの防音対策】ピアキャッチは効果ある?マンション住まいの我が家の場合
▼グレーの四角い棒が、高さ調節用の付属品です(これもちゃっちい作り…)
我が家ではピアノをかなりギリギリな所に置いてますので、
横から滑らせてしずかねDXを設置することは出来ませんでした。
ピアノを少しずらして(ピアキャッチ設置しといて本当によかった!)、二人がかりでパネルを持ち上げてピアノの背面に設置しました。
▼設置は確かに簡単。迷うところ無し
しずかねDXの防音効果は「しっかり」感じられた
うん、設置するのと前とでは、明らかに音の大きさ違いますね!!
騒音計で計測まではしていないのですが、
before/afterの違いはしっかり感じられました。
音の大きさ以上に、音の角がとれて丸い音色になった気がします。
これ、言い換えればくぐもった音色になったということかもしれませんが、芯のある音だけが残って共鳴音が減ったようなイメージ。
我が家のピアノ室は凹凸がありまくるのですが、おそらくこれはピアノの良い響きを引き出すことの出来ない部屋であるのだと思います。
しずかねDXを設置した後は耳障りな音はしなくなったように思いまして、これはニジュウマル◎。
ただね…
マンションで出して良いレベルでは無い音が、未だにします><
消音ペダルを外して弾くと、本当にキレイな音がするのですが!
次に階下の住民から苦情がきたら、その次は無いな…と思いまして、しずかねDXを設定しても、マフラーペダルをオンにして練習をさせています。
マフラーペダルを使用しても、生ピアノは電子ピアノと全く異なる音量・音質ですからね、
しずかねDXを設置しなかったら、マフラーペダルを利用したとしても苦情がきたかもしれません。。
ピアノの防音対策は、やっぱり神経使うなぁ…
マンションにおける防音効果について
ピアノの防音対策は結局のところ、防音室を設置しない限り対策は充分では無いのだと思います。
幾ら消音・減音が出来たところで、周囲から「気になる」と言われれば、
それがどのような音のレベルであっても、音を出す側の責任。
究極的にはカワイの防音室の設置が必要かなと思っているところですが、
まだ子供が小さいのと、どれくらいピアノを今後真剣にやっていくかわからないところではあるので、迷うところ。
しずかねDXは吸音・遮音という点で一定の効果を発揮しているように思われ、マンション住まいの方にとっては、マストなピアノの防音対策の一つかなと思います!
やらないより、やった方がいいのは、間違いない。
あとは、吸音という意味では、ピアノ部屋に物を置きまくるって効果的らしいです。
ピアノを毛布で包んだりするのもアリらしい。
今後ここら辺も考えていかなくちゃなぁ…
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました☆
では、またねー