こんにちは、ペコリーノ(@pecccolino)です。
『玉そろばん』あるいは、『百玉そろばん』ってご存知ですか?

いつの頃からか幼児のおもちゃの定番の一つとなった、『玉そろばん』(私の幼少期には世の中には存在しなかったと思う・・・)
私たち(親世代)が思い描くそろばんは、あの、上の段に一つの玉、下の段に四つの玉がセットされている便利グッズですが、
最近の子供達が使う、『玉そろばん』は用途が違う。
数に親しむ
ことを最大にして唯一の目的とする、知育グッズです。
と前置きが長くなりましたが、実際の写真はこんなヤツです。
知ってる「そろばん」とは全然別物!ですね。
世の中で流行ってるし、なんか数の勉強に良さそう
と思い、我が家も双子が2歳11ヶ月の時に購入。世には様々なメーカーの「玉そろばん」が存在しますが、くもんの玉そろばんを購入しました。
しかし買ったものの、活用できるまでの道のりは平坦ではなかった・・・!
今回の記事では、「玉そろばん」の知育効果と、それをなかなか発揮できず路頭に迷った我が家の知育現場をレビューします。
くもんの「玉そろばん」内容はこんな感じ
こちら、正式名称は「くもんの玉そろばん120」と言います。
知育界隈で最もメジャーな玉そろばんではないでしょうか?
120というタイトルのとおり、そろばんの数は120個。
1段に赤の玉が5つ、青の玉が5つ串刺しになっています。
串刺しになっているので、誤飲の心配は無いので、「触れる」だけなら、低月齢からも可能そうです。
玉そろばん以外の付属品が至ってシンプル。
- 説明書
- 厚紙2種
- 仕切り用板
のみです。
くもんの「玉そろばん」の特徴
以下は付属の説明書からの引用となります。

数の世界を広げる
120の数唱をくり返す事で数の規則性に気づき、121以上の数の理解ができるようになります。そうする事で、たし算・ひき算の力につながります。
使いやすいサイズ
本体の幅は幼児の肩幅のサイズなので、無理なく玉を動かすことができます。また、立ててもねかせても使えます。
数シートつき
いろいろな数の学習ができるシートが2枚ついています。
二人で遊べる
仕切り板を使って二人で遊ぶこともできます。
ふむふむ、読む限りとても良さそう・・・
早期知育に効果ありそうね・・・
早速ネットでポチ!
しかし世の中そんなに甘くはないもんです。
「玉そろばん」を購入したものの、全く遊べない使い方教え方がわからない
もう記載のまんまなのですが、2歳11ヶ月で購入しました「玉そろばん」、かつて無いほど子供に不人気な玩具でした!!!
▼届いた翌日には飽きられた
ほんとね、このそろばん、
玉が左右に動くだけ
なんですわ。

親が、「いーち、にーい、さーん・・・」と玉の動かし方を教えても、子供は一切聞く耳もたず。
すぐに手がでて整列した玉をグチャグチャにしてしまいました(@2歳11ヶ月)
少し前に開始した『七田式プリント』と組み合わせて教えよう!と意気込んでも、親は空回り。
じゃらじゃら玉が動く、その動きに気をとられ、かえって七田式プリントが進まないという悪循環に陥りました。
>>>七田式プリントはメリット有り。七田式教育は逆効果だと思う我が家が七田式プリントAには取り組む理由
まぁ、我が家の場合は双子だったので、なかなか落ち着いた環境で教えること自体が難しいというハンデもあったとは思いますが、
こうして「玉そろばん」は、期待された知育効果が全く発揮されない知育玩具ナンバーワンに君臨したのでした・・・

「玉そろばん」に救世主:トドさんすう現る
玉そろばんを使って、さんすうを教えることは早々に諦めた私。
3歳を過ぎても、双子が数の概念を理解出来なかったことに焦りを感じ始めました。
「なんでも良いから数の考え方を身に着けてもらおう」と思い、双子に「トドさんすう」アプリを与えてみました。
トドさんすうについてはこちらの記事で詳しく書いてますが、このアプリのお陰で、双子は1~10の数を数えることが出来るようになりました。
>>>『トドさんすう』の口コミ高評価は嘘じゃなかった!3歳の算数アプリの決定版!
やっと「玉そろばん」で遊ぶ素地が出来たようです。
やっと「玉そろばん」で遊べるようになりました
「玉そろばん」購入後、空白の1年を経て、やっと「玉そろばん」に向きあえるようになった双子。
トドさんすうのお陰で、数を数えられるようになった双子は、今度は逆に数えることに夢中です。
おもちゃコーナーの端っこに置かれて忘れられていた「玉そろばん」を珍しそうに引っ張り出し、
一つずつ玉を動かしながら「いーち、にーい・・・」と数を数え始めました。120まで・・・
▼ほぼ初見で120まで数える図(@3歳8ヶ月頃)
「トドさんすう」でタブレット上で学んだ数の数え方ですが、玉そろばんを使うことで、急に数に現実味が帯びた様子です。
現物(玉)を動かすことで玉が増えていく・・・頭の回路が急に繋がった模様。
120までの数え方は教えてなかったので(ひゃくという読み方はその場で教えた)、
双子に
「なんで数えられるの?」と聞いたのですが、
「だって同じでしょ?」との反応。

くもんの玉そろばんは写真のとおり、数シート(付属品の厚紙)をセットすることで、より視覚的に数字と量の一致を確認することが出来ます。
動かす玉と数字とをマッチさせながら、一つずつ数える
ことを繰り返すことで、120まで到達。
その後も何度も120まで数えまして、完全に定着しました。
躍起になって教えこまなくとも、時が解決してくれました。
▼仕切り板を使って、数唱レースも!
とこんな風に、「玉そろばん」は数唱の定着に大いに役立ちました!
やはり、玉を動かすというリアリティは子供の心にグサっとくるようで、このあたりは「ゆびなぞりカード」に通ずるものがあるなと思いました。
>>>くもんの「ゆびなぞりカード」がオススメ。「ひらがなつみき」と組み合わせて、遊びながら学ぶ

尚、「玉そろばん」の遊び方は数唱以外にもありまして、助数詞(匹、台など)を学ぶのにも使えます。
▼カードの絵と玉の数を合わせる
くもんの「玉そろばん」~まとめ~
購入した当初は子供に見向きもされなかった「玉そろばん」。
3歳半をすぎて、だいぶ気性が落ち着いてきてやっと遊べる・使える・学べるようになりました。
どの月齢で「玉そろばん」が子供にハマるかは個人差があると思います。我が家の場合は、3歳8ヶ月。それまでの色んな事の積み重ねを経てやっと、「玉そろばん」で遊べるようになりました。
しかし一度遊べるようになると、「玉そろばん」って強いと思うんですよね。
玉を実際に動かす、という動作はやはり子供の五感に訴えますので、理解度が格段にあがります。
一度遊べるようになるまでは、気長に我慢我慢。
きっと「その時」は訪れますので、それまでジャラジャラさせましょう笑
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
では、またねー