こんにちは、ペコリーノ(@pecccolino)です。
今となってはもはや懐かしいとさえ思えてしまうのですが、
双子兄は鼻涙管閉塞症でした。
でも安心してください!
治りました!←履いてます、とパンツを指差したい笑
今回は鼻涙管閉塞症に関する、アレコレです。治療の話なので写真少な目です。
鼻涙管閉塞症はいつ頃発症した?
鼻涙管閉塞症というのは、涙の流れる管が先天的に詰まっている症状で、目ヤニが溜まるので素人目にも直ぐわかります。
生後3日目には双子兄の目ヤニを指でピンッと弾いてましたが、
この頃はそんな深刻な(と後々勘違いする)症状とは思ってもみませんでした。
家庭用の育児書にも書いてあるくらいだから、ポピュラーなもんなんだろう、と割と楽観的。
▼『初めての育児 最新版』より
1ヶ月検診で小児科で相談
1ヶ月検診の時に目ヤニについて小児科で相談すると、やはり鼻涙管閉塞であることが考えられるということで、
「自然治癒することもあるので、様子を見ましょう」
と、抗菌剤の目薬を処方されました。
ただこの目薬、目ヤニの原因となる雑菌の繁殖を抑えるためだけの対処療法で、目薬をしたからといって治る訳ではないんですよね。
この頃の双子兄は目もよく見えていなかったらしく、目ヤニがあることに本人は気づいていない様子でした。
恐怖を植えつけた新聞記事
鼻涙管閉塞っていっても、自然治癒するくらいの病気だし、大したこと無いよね!ほっとけ!
と楽観的に考えていました。
しかし、実母より渡された新聞記事を読んで、認識が一変する。
▼いつぞやの読売新聞の切り抜き
『手術を決断』
『実績が豊富な県立こども医療センター』
『局所麻酔』
と不安な単語のオンパレード。
手術…!!
県立こども医療センターなんて、そんな大層な所でするの!?
私も出産で人生初めての手術(帝王切開)を受けたけれど、あんな手術を、この小さき人が受けるのか!?(←手術のレベル全然違うw)
手術だなんてとんでも無い。
ネットでも沢山検索したけど、マッサージとかで自然治癒することもあるらしいし…。
と、自然治癒に期待し、毎日ごまかしごまかし双子兄の目ヤニを拭く日々を送るのでした。
ちなみに、鼻涙管閉塞の手術では、『ブジー』と呼ばれる金属の棒を鼻涙管にぶっ刺されます。
鼻涙管なんてどこかわからないけれど、さぞかし痛かろうて…
4ヶ月の時に小児科で再度相談
4ヶ月くらいの予防接種の時に、里帰り先の小児科で目ヤニについて相談すると、
「目薬を処方するので、よくならなければ眼科に行ってください」
と。
遂に眼科きたー!!
この「眼科に行ってください」というのが、当時の私には何故か、とーっても高いハードルでした。
- 眼科って混むよね…?
- 眼科って赤ちゃんでも見てくれるの…?
- 新聞だと、あの名門の県立こども医療センターに行ったと書いてあったけど、田舎の眼科でも大丈夫なの…?
と色々考えて行動になかなかうつせませんでした(双子で動きにくかったというのもある)。
自然治癒せず悪化。意を決して眼科の門を叩く
生後半年頃になると、涙の分泌量が増えてきたからか、双子兄の両目は常に目ヤニでいっぱい。
目ヤニで目尻や目頭が赤くなってしまったこともあり、
意を決して遂に地元の眼科を受診することにしました。←早く行け
事前に眼科に電話してみたところ、乳幼児の診察OK、乳幼児にはファストパス有り、と赤ちゃんフレンドリー。
受付して数分で先生の診察へ…
私「目ヤニが溜まって辛そうなんです」
先生「子供がこんな症状出てたら、普通もっと早く来るんだけどな、もう六ヶ月を過ぎてるんだよ、来ないのおかしくない?」
と会った途端に怒られた!!!
私「まだ小さいので様子見で良いかと思ったんです…(消え入る声で)」
先生「あなた医者?」
これは何を言っても怒られるパターンや!!!
私は貝になります。
先生「一度水を通してみて、やっぱり管が詰まっていたら、手術だね。手術だから費用かかるけど、いいですか?」
とこんなことをサラッと言われていた気がします。
本当、サラッと。
一瞬で終わった手術。「手術」なのか「処置」なのかで大きく変わる請求額
そして双子兄は待合の隅にある衝立の後ろに連れていかれ…
双子兄の悲鳴が響き渡る…
待合にいるのは殆どご高齢の方ばかり。ミセス達が「あら、赤ちゃんね?」と嬉しそうにヒソヒソされていた。
悲鳴はものの5分で終了。
先生「やっぱり管が通ってなかったので、針をさしました。治ってなかったらまた来週来てください」とサラッとお話なさる。
そしてお会計。
………!!!!
さんまんえんを超えている!!
乳幼児だから二割負担だけど、二割負担の状態で30,000円を超えるって一体…!
診療明細を見てみたらば、やっぱり手術されていました。
▼左端の区分には「手術」の文字が。片目7,440点の高得点。
ネットでも新聞でも、親の声『なるべく自然治癒を待ってあげたい』と敬遠されていたあの手術を、特にちゃんとした説明無しに一瞬でされてました笑
その後、一週間毎に眼科に通い、左目については一度のブジー手術で終了。
右目については三度のブジー手術で終了(←つまり右目は二度失敗されたということw)。
二度目以降は先生の優しさ(?)により、同じブジー手術をしているはずなのに「処置」という名の下で同じことがされていました。請求金額は300円ほど。
▼「手術」か「処置」かで点数が前々違う。先生のさじ加減一つ??
手術を終えて
その後、双子兄は目ヤニが溜まらなくなり、機嫌が良くなっていつもニコッニコ笑顔になった!
一度涙が流れる管が貫通したので、再発することも無し。一歳過ぎた今も全く問題無しです。
そして思うこと。
なんでもっと早く眼科に連れていってあげなかったんだろう!!!双子兄ごめん!
双子で動きにくかったというのもあるけど、ネットや本で自己判断してしまっていたことが初動を遅くした一番の原因だったと思います。
「自然治癒することもあるので手術は待った方が良い」「一歳を過ぎると全身麻酔での手術となる」「下手な医者にあたると何度やっても治らない」などなど、
マイナスな情報が氾濫していて、私の中では「ブジー手術はどデカイ大変な手術だ!先延ばし!」となってしまっていた。
だけど、眼科の先生からしてみれば、
「よくある症状なのに、なんでもっと早く来て赤ちゃんを楽にしてあげないんだ!親の怠慢!」
ってことだったんですよね。
私の行った眼科が「地方の名医」だったのかはわからないけど、ものの数分の処置でこんなにも双子兄が笑顔になるなら、本っ当もっと早く行ってあげれば良かった。
あまり月齢が低過ぎても小さ過ぎて手術の管が入らないようで(←これもネット情報w)、早くいっても経過観察だったのかもしれないけど。
ネットで検索しまくって不安になるより、一発専門家に判断してもらった方が早いし安心だと学んだ、母一年生なのでした。
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