保育園

「この1点がある人と無い人の間には、とても大きな川が流れている」区役所職員の励ましの言葉と、それでも別の意味で大変だった双子の保活について

こんにちは、ペコリーノ(@pecccolino)です。

 

前回に続いて保育園の話です。

 

あれほど、

「早く動いた者が保活を制す!」

と言っていた私ですが、

私自身は完全に出遅れました。

 

保活がこんなにも熾烈だという情報を持っていなかったので、

危機感もありませんでした(保活というワードもピンとこなかった)。

 

1月に双子を出産し、それから東京を離れて里こもりをしてましたので、保活という雑音が届かなかったのも事実。

6月後半頃になって先輩ママさんから保活の厳しさを聞かされ、急いで活動を始めました。

さて我が家の持ち点は?

闘いに出る前に材料集めと戦略を。居住区の保育園マニュアルを入手し、我が家の持ち点を把握することから始めました。

我が家の場合は双子が同タイミングでの入園を希望するので、「兄弟姉妹ともに入所を希望する場合」に該当し、プラス1点の加点がある模様。

たった1点。
時すでに6月も後半、待機児童による点数加算といった小技も出来ない時期でした。

これは完全に出遅れた!!

地道な保活の始まり

私の住む地域は保育園激戦区なので、家から通うことの出来る範囲に保育園がたくさんあります。選べる不自由。しかし入園出来る保証はどこにも無い。

数打てば当たると思い、10園以上見学に行きました。双子父を引き連れ、一日で三園以上見学に行った日も。双子なので、一人では園の見学が出来ないんですよね。園が用意する見学の日程と双子父の予定を調整するのがかなり骨折れました…これを10園分ね(笑)。
ある保育園で一人で双子を連れて見学に来ているママさんを見かけましたが、気の毒でした。ベビーカーを保育園の中に持ち込むことは出来ないし、保育園の職員の方が一人抱っこしてくれるわけでも無かったので、結局双子の片割れは玄関先でベビーカーの中で待機という…

保育園を10園以上見学して見えてきたもの

保育園見学をするまでは、「保育園なんてどこも同じだろう。双子たちが元気よく過ごせればそれでオッケー」と思っていました。

でも、実際に見学してみると全然違う!!口コミとかの情報も大事ですが、一人一人着眼点が違えば受ける印象も異なるもの。自分の目で見るのが一番です。
保育園見学を重ねる中で、どんな環境で双子を育てたいか明確にもなってきました。
我が家では以下の点が保育園を比較するポイントとなりました。

  • 子供たちが楽しそうにしている
  • 自宅にいる時のように、ある程度放任で見守ってくれる
  • 英語教育、リトミックは無くても良い
  • 大規模園は個性が埋もれてしまいそう。小規模園は我が家の双子率が高くなるので避けたい。程よい規模が良い

また、いいなと思う園にはこんな共通点があったように思います。

  • 説明会では園長先生が案内している

園長先生が案内してくれる保育園は熱量が違いました。自分が提供する保育にとても自信を持っていて、保護者の人に知ってもらいたい、という意気込みを感じました。また、そういう園は、園の方針などもしっかりとしていた印象です。

話は戻りますが、保育園見学が順調に進んだからといって入園出来る保証はありません。とりあえず顔でも売っておくか、と参加した区主催の保育園出張相談で「来年の保育園って厳しそうですかぁ?」と何気なく担当の方に聞いたところ、

「お宅は双子だから1点の加点があります。この1点がある人と無い人の間には、とても大きな川が流れているんですよ」

となんとも実感のこもった返答をいただきました。

なるほど確かに前年、前々年の足きり(各保育園に入園した家庭の最低点数)を比較すると、ほとんどが私の持ち点より1点低い!

認証保育園、認可外保育園をどこまで回るか迷っていましたが、この言葉と過去の実績を信じ、園見学は途中で止めることにしました。心配したらキリがないし、双子をつれて保育園見学に行くのはやっぱりしんどかった…

たかが1点されど1点。
この1点に助けられ、第一希望の保育園に内定したのでした。

  • この記事を書いた人

ペコリーノ

男女双子の母。東京都在住。 面白おかしい双子育児の現場や、心の底からオススメしたい育児グッズ・おもちゃについて、主に綴ります。

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