こんにちは、ペコリーノ(@pecccolino)です。
先日、ホットクックで作るカブのポタージュをご紹介しましたが(→ホットクックでカブのポタージュを作ろう。作業時間わずか10分でレストランの味。)、またまた冬野菜をホットクックで美味しく食べるレシピのご紹介です。
本日の主役は、大根!!
ホットクックで作る豚と大根の煮物のレシピです。
そう。公式レシピ(ホットクックを購入すると一緒に付属されるレシピ集)にも、「鶏と大根の煮物」がありまして、「鶏」を「豚」に変えれば、「豚と大根の煮物」が作れます。
しかし私思うに、「作ることが出来る」と「美味しく出来る」は別モノ!!!
ホットクックのレシピに従うと、気軽に簡単に出来ることは間違いないのですが、
私はとても美味しく作りたい。
ホットクックは手間をかけずに出来る分、少し間違えると「食べられる状態になっています」レベルに留まった料理になってしまうこともしばしば。(私の時短・気軽料理に対する考え方はこちら)
私がこれからご紹介するレシピでは、ちょっとしたワザを二個三個と詰め込んで、ホットクックでも「手間暇かけて作ったかの料理」になるように工夫しています。
少しだけ面倒くさいかもしれませんが、参考にしてみてください☆
ホットクックで作る豚と大根の煮物:材料
- 大根・・・立派な大きさのもの半分くらいが目安
- 豚肉(今回は豚ひき肉にしました)・・・250g
- 生姜・・・擦りおろし大匙1(増量可)
- かつおぶし・・・3g~6g
- 味の素(省略可)・・・5フリくらい
- 砂糖・・・大匙1
- 酒・・・大匙2
- みりん・・・大匙2
- 醤油・・・大匙2(全部できた後味の調整で更に追加可能性あり)
- 片栗粉・・・大匙1(豚ひき肉で作る場合のみ)
豚バラにするか豚ひき肉にするか
好み(手に入りやすい方)を選んでください。
豚バラでも豚ひき肉でも共通する大切な手順、それは・・・
フライパンで焼いて余分な脂を落とすこと!
ある程度の脂はお料理にコクを与えますが、大根のような味の繊細な食材と合わせるには、250gの豚から出る脂はちょっと多い・・・
そのまま作ると、冷えた時に表面が真っ白くなるほどの脂となります。
お砂糖は何を選ぶか?
あまり特別な材料は使わないのですが・・・
今回は、少量のお砂糖でコク深い味に仕上げたかったので、きび糖を使用しています。
私が使用しているのは、喜界島産の以下の「きび糖」です。
けっこう粒子が粗く溶けにくいので、熱をしっかり加える料理向き。
少しお値段は張りますが、市販で良く目にするようなブラウンシュガーよりも精製度が低い(=雑味がある)ので、黒砂糖ほど主張はしないもののコク深い味にお料理を仕上げてくれます。
キリっとダイレクトに甘味が感じられるような仕上がりが好みの場合は普通の上白糖(赤いスプーン印のやつ)を使ってください。
出汁パックは使わない
今回のレシピでは、出汁パックや顆粒だしは使わず、鰹節を細かくしてそのまま加えます。(←YOUTUBEで見た)
耐熱容器に鰹節を広げて、600wで1分レンジでチン。その後、指先で揉んで細かな粉末にします。
今回の豚と大根の煮物は、ある程度力強い、雑味を旨味と感じるような出来を目指しますので、鰹節をそのまま加えるのがピッタリです!
ホットクックで作る豚と大根の煮物:作り方
step
1大根の皮を剥いて切る
ご想像のとおり、大根の面取りはしません。
基本ホットクックで作る料理は家庭向けなので、あまりそうしたお化粧することは無いですよねー
step
2フライパンで豚肉を炒めて余分な脂を捨てる
フライパンに少量の油を引き、擦りおろした生姜と共に豚肉を炒めます。
ホットクックでホッといても、豚と大根の煮物の「カタチ」は出来るものの、わざわざフライパンで炒めるという、このひと手間。
これが重要です!
理由は先に述べたとおりです。
余分な脂を落とさずそのままホットクックで煮ると・・・脂はそのままお口にイン(^^)
step
3大根に脂を絡める
かぼちゃの煮物作りと同じですね。
これから水を加えてコトコト煮ていくこととなりますが、その前に一旦脂でコーティングします。
step
4水と鰹節、味の素を投入
▼伝家の宝刀、味の素!
省略可能ですが、味の素で旨みを補うことがおすすめ。
グルタミン酸を科学的に抽出したもの、鰹節は動物性の旨みのイノシン酸ということで、旨味の相乗効果を狙う感じですね。
▼粉末鰹節もパラパラ
step
5おでんモード1回目
おでんモードなので、混ぜ技ユニット無しです。
おでんモードで65分待ちます。
この時点で入っている調味料らしい調味料は、鰹節と味の素だけ。
調味料が入ると大根への味の染み込みが悪くなるので入れません。
▼おでんモード1回目終了時点。まだ大根は堅そう。
step
6調味料を入れたら、おでんモード2回目
砂糖大匙1、酒大匙2、みりん大匙2、醤油大匙2を入れて、少しかき混ぜたら、おでんモード2回目スタート!
ホットクックは連続で長時間の調理も可能です。
ホットクックで作る豚と大根の煮物:出来上がり♪
おでんモード×2回で、こんなに染み染みの「豚と大根の煮物」が出来ました!
やっぱりホットクックは煮物系、大得意です。
ちなみに、見ての通り、ホットクックは無水調理(=水分が蒸発しない)なので、水分量は大目。勝手に蒸発して煮汁を煮詰めてはくれません。
今回、私はホットクックで出来上がった「豚と大根の煮物」を再度フライパンに移しまして、少し煮詰めてから、最終的には片栗粉でとろみをつけました。
▼最後のひと手間。
つまり、お料理の「煮る」肯定だけをホットクックにお任せした感じです。
ホットクックで作る豚と大根の煮物~まとめ~
いつもより、ほんのちょっと手間はかかりますが、この手間の分、断然美味しい・冷めてもより美味しい「豚と大根の煮物」が出来上がります!
是非試してみてください☆
では、またねー